トゥモローワールド

子供が生まれなくなった西暦2027年の英国を舞台にしたSF。
淡々と手持ち風映像で進む映画に、ドキュメンタリータッチを狙ったチープSFかと不満が募るが、中盤から俄然盛り上がる。

この映画の最後の20分には、世界の全てが凝縮されていた。

キング・アーサー

ブリテンへのサクソン人の侵入を阻止し、伝説的な王国を築いたとされる伝承上の人物。アーサー王。

いろいろと尾ひれがついて、伝説・冒険譚・ロマンの源泉となった面白い物語。
の映画化にしては淡白で稚拙なプロット。薄い描写。

ブラッカイマー作品は敬遠してきたけれど、案の定軽かった。
その軽さに人は引き寄せられるのだろうけれど。

剣を振るう人々の物語では、その人間の重さは剣自体の重さに表現されるなぁ、と。

アラモ

”メキシコのナポレオン”、サンタアナ将軍の専制に対抗したテキサスの白人が当時メキシコ領だったテキサスの独立を目指して戦う。サンアントニオの郊外、アラモ砦に立てこもった数百名の独立軍民兵。

粗末な防壁、来ない援軍、圧倒的な戦力差。
2週間の包囲戦の末、メキシコ軍の総攻撃でアラモ守備隊は全滅する。

「アラモを忘れるな」はテキサス新政府軍のスローガンとなって、アラモで死んだ兵士たちは英雄化されていく。
リメンバーアラモ。

ヘレン・オブ・トロイ

手塚治虫の漫画で、イリアス物があったような気がしていて、
トロイといえばその手塚漫画の印象が強い。印象というかトラウマで、とにかくよくわからない話というイメージが定着してた。

最初に読んだころは幼くて、長ったらしい名前の登場人物が多い上に歴史と神話を混交したような描き方で、難解なイメージを植えつけられた。

1955年のこの映画を観て、その手塚漫画を思い出した。
ヘクトル役とアキレス役の俳優の横顔が、なんとなく手塚漫画に出てきそうな。

こちらはパリスとヘレンのロマンスを横軸に、まっとうなメロドラマ史劇としてのプロットを展開している。ブラピの出ていたトロイが「アキレスvsヘクトル」の男臭いロマンスだったのに対して。

スパルタ総攻撃

20万のペルシャ軍に、300人のスパルタ軍が挑んだテルモピレーの戦い。
「300」という名称でまた映画化された新作のほうは映像表現を注目されているらしいが。

61年製作のこちらはスパルタ軍の強さというよりも、クセルクセス王とペルシャ軍の駄目っぷりが面白い。
部下が変な色違いの服着てるし。

無造作な大群。無意識に撮られたレギオン。

    
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