ずっと、松田優作原案で自分が主演を想定して温めていた企画だと思い込んでいたが、調べてみると違った。
しかし、新宿の街を松田優作が走る姿を想像すると、98年のこの新宿でもまだ、その様相はドラマチックだな。
「DOG RACE」という言葉の象徴も、岸谷五郎のインパクトも初見より弱く感じたが、最初の5分は実に素晴らしい。
「二日寝てねぇ」
犬は休み無く走らされる。
走りながら、休むことを熱望している時点で、既に犬。
走らされ続ける人生から逃れられない。
ずっと、松田優作原案で自分が主演を想定して温めていた企画だと思い込んでいたが、調べてみると違った。
しかし、新宿の街を松田優作が走る姿を想像すると、98年のこの新宿でもまだ、その様相はドラマチックだな。
「DOG RACE」という言葉の象徴も、岸谷五郎のインパクトも初見より弱く感じたが、最初の5分は実に素晴らしい。
「二日寝てねぇ」
犬は休み無く走らされる。
走りながら、休むことを熱望している時点で、既に犬。
走らされ続ける人生から逃れられない。
永らくDVD化されいなかったらしいが、急にされたので借りた。
と思ったらインランド・エンパイアにぶつけていたのか。
秋にDVD-BOXがでるらしいので、ひょっとしたら買うかも。
学生のころ不条理で超リアルな(意味不明な)リンチ演出にかぶれてドキドキしながら観ていたのとは全然違う感想が。
若い頃は、地方都市のあんなこんなでカモフラージュした、ストーリに隠された深遠なメッセージを感じ取ろうとして悦に入っていたが、実は間逆で、深遠な秘密でカモフラージュして、本当に描いていたのはある古臭い「時代に取り残された」山間の地方コミュニティの崩壊という現代的な主題と、コミュニティと崩壊させる「悪」の擬人化というモダンホラーの系譜がしっかりと刻み込まれていた。
人生は栄枯盛衰。
だが短気は、やっぱり損だと思う。
オカルトをエッセンスまで薄めて、サスペンスアクションにした映画。大ヒットと下馬評の割には、良い出来で驚いた。
欧米キリスト教圏ではテンプル騎士団とかグラールとかの神秘的な逸話はかなりメジャーな話だと思う。
日本で言うところのなんだろうかと思うけれども、平将門伝説とか、徳川埋蔵金とかそんな辺りだろうか。仏教とか山岳信仰とかが既に相当オカルティックなので、あえて神秘主義な伝説が蔓延しないのかも知れない。
この映画を観て思うこと。
ウンベルトエーコの「フーコーの振り子」の映画化はやっぱり無理なんだろうなぁと。
普通に面白かったが、ヒロインはジュリー・デルピーのを観たかった。
歴史上、血の日曜日と名づけられた事件をwikipediaで調べると、実に9件もあるらしい。
歴史は理不尽な暴力と殺戮に満ちている。
「ブラッディ・サンデー」は、北アイルランド紛争に関連して1972年1月30日にロンドンデリーで起きた「血の日曜日事件」を題材にした映画。
群集が集い、動き、統制を外れ、緊張が満ち、衝突し、暴発し、惨劇が起こり後悔だけが残る過程がリアルに描かれていく。
アイルランド寄りの演出ではあるが、虐殺を行ったイギリス軍兵士の心情にも触れている。殺され行く若者の心情も、苦悩に満ちたアイバンクーパーの真情ももちろん。
群集性と英雄性とに着目すると、60年代と2000年代との史劇の差異の解釈に仮説が立てられるのではないかと着想する。