レイクサイドマーダーケース

青山真治監督。東野圭吾原作。
芝居っぽい撮り方なんだけど、ちゃんと映画してる。

この監督が連続テレビドラマとか撮ったら良いの作りそうな。

ブラックダリア

デパルマの、何個かあるヒット作以外の、駄作染みたぬるい作品群に列せられるであろう作品。

サスペンスとしてセンセーショナルに盛り上がるわけではない。人間ドラマとして深まるわけでもない。
日本で言えば火サス的な、三文サスペンス。
スカーレット・ヨハンソンも、これ1日撮影で終わったんじゃねぇか?ってくらいの脇役っぷり。ずっと家に居るシーンだけ。

LAコンフィデンシャルを期待して観ると肩透かしを食う。

階段のスローモーションのシーンはいかにもデパルマという感じで楽しかった。
画面分割までやってくれたら最高だったろうに。

オトシモノ

映画館で鑑賞。
監督がトビーフーパー好きなのはよくわかった。

でも若い人いっぱい観にきてたけど、リングと呪怨のパクリじゃんくらいにしか思われてなかったんじゃないかと・・・。
流行り物を臆面なく取り入れるのもB級ホラーの潔さと割り切るなら、評価できなくもない。

ストーリーの展開は強引で冗長で、ホラーとしてのドッキリビックリも、話にメリハリが無いので少し弱い気が。

映画全体を覆う薄気味悪い得体の知れない雰囲気は心地良かった。
何が怖いって、沢尻エリカの顔が怖い。顔っていうかメイクが怖い。普通メイクなんだけど、黒味を絞って彩度落とした風味の映像効果が、普通状態の沢尻の顔を不気味にしてしまっている。お化けの顔と、普通状態の沢尻の顔と、あんま変わらんような

あとフィルムの変わり目なのかなんなのか、時々ピントが甘いのがすごく気になった。

お話、終盤は楽しかった。

ライフ・イズ・ミラクル

監督エミールクストリッツァ

セルビアボスニア国境の山村に両国を結ぶ鉄道が出来る。
その賑やかなんだけど穏やかな田舎が内戦に巻き込まれていく。

しょっぱなからこれでもかと「クストリッツァ風」演出目白押しで、ファンとしては楽しいんだけど、なんかそれだけって感じも。
クストリッツァ映画の総集編見せられてる感じ。

お話は散漫、冗長、支離滅裂。

各シークエンスの出来は良いのだけど。
線路を使ったアイデアとか、サッカーのシーンとか面白かった。

呪怨

日本伝統の恐怖という文脈で考えると、仏教的な妖怪とかそういう概念をさらに遡って、祖先霊的なものとかまでいかないと描けないのだろうか。
そういう意味では、本当の意味での「ジャパンホラー」という概念なんて無くて、ホラーという枠組みで構成する以上、あくまでジャパン版キリスト教的・ホラーしかなくて、日本の伝統的な恐怖伝承文化は継承されずに欠如してるんじゃないかとか、あまり本編と関係ないことを考えたりした。

映画は面白かった。
とりあえず笑った。

最初の10分で俺が考える恐怖は撮れた。あとはまあサービスだから怖がりたい奴は勝手に怖がっとけ、笑いたい奴は笑っとけ、みたいな。

眼球と刃物ではじまる辺りに、清水崇監督と脚本高橋洋の青臭い映画人としてのこだわりを見た。

    
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